【共催】第6回TA-netシンポジウム開催のご案内

東京大学先端科学技術研究センター当事者研究分野と、NPO法人シアター・アクセシビリティ・ネットワークが共催して以下のイベントを行います。

第6回TA-netシンポジウム「アクセシビリティ環境の推進を文化政策から考える」

2020年1月18日(土)・19日(日)
会場:あうるすぽっと(豊島区立舞台芸術交流センター)


トーシツ100%展 開催予告

序文 

 多くの市民は、精神疾患のうち統合失調症について「正常な判断を失わせるもの」であり、これに罹患した人を指して「日常生活に必要な能力が妨げられている」と認識しているかもしれない。皮肉なことに治療や支援にあたる者ほど、疾患を経験した人に対面した際に、相手の中の「異常性」、「弱者特徴」に注目をして、それを「当事者性」と断じてしまいがちである。しかし、人は誰しもが「弱点」を持ちつつも、同時に(ささやかかもしれないが)「長所、強み」も有しており、これはまさしく「健康」の側面であり、訴求の力である。

 今回のアート展は、統合失調症を経験した人たちによる自立した主体的発信の場である。ここに存在するのは表現者の「病理性、弱点」なのか? それとも「より根元的な人間性、そして強み」なのか? この判断は表現に臨んだ者に委ねられるが、もし自らの心のうちに(無意識であるものも含めた)「心のフィルター」があるならば、勇気を持ってそれを外してほしい。

 多様性の包摂を約束する社会を私たちが創り上げる経過において、「少数派は異常性を有していたり、何かが劣っていたりしている」、そして「そこに資源・富が多く、見返りは無く提供されてしまう」との誤った認識があり得る。

しかしそもそも、「完全無欠で理想を具現化した人」は社会に存在するのだろうか? 今回のアート展が各自、そして社会の有り方を再考する契機となれば幸いである。

三浦勇太(新宿東メンタルクリニック院長)

陸続きの困難、その「孤独」の解消へ向けて。

キャッチコピー(レイ/文筆家)

作品画像提供(与偶/人形作家)(田中ハル/写真家)(pinkuma/画家)

(与偶/人形作家)
(田中ハル/写真家)
(pinkuma/画家)

名称◎「トーシツ100%展」~統合失調症を持つ作家によるアート展

会期◎2020 年1 月11 日(土) 12:00~18:00(予定)

         12 日(日) 09:30~17:30(予定)

         13 日(祝) 09:30~18:00(予定)

会場◎新宿文化センター 地下一階展示室 東京都新宿区新宿6-14-1

主催◎きらりの集い2020 in 東京/トーシツ100%展実行委員会

参加費◎「きらりの集い」参加費1000円(12/20迄の事前登録。以降は当日参加2000円。)事前登録はきらりの集いホームページへ(https://kirari2020.wixsite.com/tokyo)。

問い合わせ◎「トーシツ100%展」へのお問い合わせは、info2020aspire@gmail.com迄。

統合失調症を持つアーティスト13名が出展し、絵画・写真・立体造形・文章など、幅広い作品のアート展です。