経歴・実績 HIROKAWA Asako

生まれた時から耳が聞こえません。18歳から手話でお話ししています。東京出身。特定非営利活動法人シアター・アクセシビリティ・ネットワーク(TA-net)理事長。

<学歴・職歴>

  • 1995年 和光大学人文学部人間関係学科(社会学士)卒業。
  • 卒業論文のテーマは「働くろうの母」とし、20名以上の働く聴覚障害をもつ「母」にインタビュー。
  • 大学卒業後、金融サービス業、字幕制作サービス業などの会社を経て2018年10月、東京大学 先端科学技術研究センター 当事者研究分野 熊谷晋一郎研究室 のユーザーリサーチャーとして入職。
  • 芸術文化分野における情報保障をテーマに、実践を重ねながら研究中。

<海外留学経験>

2009年9月~2010年9月、ダスキン障害者リーダー育成海外派遣事業第29期生として英国の劇団Graeae Theatre Companyを拠点に「障害者の演劇環境の向上」をテーマに研修。

<演劇活動>

  • 1994年、社会福祉法人トット基金付帯劇団である日本ろう者劇団に入団。以来、手話狂言や視覚演劇に出演する俳優、制作として活動中。
  • 2007年、エイブルアートジャパン「飛び石プロジェクト・血の婚礼」(ジェニー・シーレイ演出、世田谷シアタートラム)に出演。

<おもな制作歴>

日本ろう者劇団(社会福祉法人トット基金)

サインアートプロジェクト.アジアン(大橋ひろえ代表)

  • 「Vagina Monologues」(2009年)
  • 「Call Me Hero!」(2011年)
  • 「残夏」(2016年)

ヒロカワ企画

  • LR企画「里亜(リア)王」(2014年)
  • 第14回全国障がい者芸術祭とっとり大会「日韓手話演劇」プロデューサー(2014年)<日本財団委託事業>

<TA-net活動>

  • 英国研修時に、充実した観劇における支援制度に衝撃を受け、日本でもこのような仕組みを創りたいと仲間たちとともに2012年12月に観劇支援団体「シアター・アクセシビリティ・ネットワーク」を立ち上げる。
  • 2015年、平成27年度(第66回)芸術選奨文部科学大臣新人賞受賞(シンポジウム「より良い観劇システムの構築に向けて、今できること」ほかの活動)。
  • 2016年12月、第14回読売福祉文化賞(一般部門)をTA-netとして受賞。

 

<メディア出演>

  • 「NHKろうを生きる難聴を生きる」(2019年8月17日)
  • 「NHKろうを生きる難聴を生きる」(2017年4月8日)
  • 「NHKこども手話ウィークリー」(2017年1月8日)
  • 「NHK手話ニュース」(2015年3月10日)
  • 朝日新聞「ひと」(2016年6月8日付朝刊)
  • 産経新聞、東京新聞など多数。

芸団協「アーツマネジメント講座2017沖縄」など講演活動を全国で展開中。

<外部委員活動>

《2017年度》

  • 文化庁文化審議会第15期文化政策部会舞台芸術ワーキンググループ専門委員(2017年・平成29年度)。

《2018年度》

  • 公益社団法人全国公立文化施設協会「平成30年度(2018年)劇場・音楽堂等の情報バリアフリー化に向けた最適システムの構築に関する調査・検証事業(文化庁委託)」調査委員会委員。
  • 障害者の文化芸術国際交流事業実行委員会「障害者の鑑賞機会を拡充するための研究と実践プログラム(文化庁委託)」研究会委員。(2018年度)
  • 社会福祉法人大阪障害者自立支援協会「障害者の舞台芸術表現・鑑賞支援プラットフォームの構築に向けて」委員(2018年度)
  • 文化庁障害者文化芸術活動推進有識者会議構成員(2018年度)。

《2019年度》

《2020年度》

 

<監修>

2020/8/18現在